82対24。
中國と米國が過去3年間、世界最大の単一経済圏である歐州連合（EU）を相手に繰り広げた貿易戦爭のスコアだ。EUの統計機関ユーロスタットによると、中國とEU間の交易規模は2005年の2203億ドル（現在のレートで約19兆8000億円、以下同）から、昨年は4799億ドル（約43兆1000億円）へと81.9％急増した。一方、米國との貿易規模は5178億ドル（約46兆5000億円）から6410億ドル（約57兆5000億円）で、23.8％増にとどまった。このペースが続けば、中國が米國を追い抜き、EUにとって最大の交易パートナーになるのは時間の問題だ。
同じような現象が、新興市場でははっきりと表れている。同期間、南米最大の経済大國であるブラジルの対中交易額は226.6％増加し、対米交易額の増加率（57.6％）を大きく上回った。こうした圧倒的なスコアの格差は、アルゼンチン（181.3対53.4）とインド（177.3対62.4）でも同様だ。
伝統的な経済大國と新興経済を區別しない中國による全方位的な貿易攻勢は、G20（主要20カ國・地域）國家の対中・対米交易額の推移だけを見てもよく分かる。3年間で対中交易額が対米交易額を超えた國家にはインド、南アフリカ共和國、アルゼンチンのような開発途上國のほか、世界第2位の経済大國・日本も含まれている。
韓國はすでに2004年から、対中交易額が対米交易額を超えている。韓國貿易協會によると、2005－08年の韓中交易規模は1005億ドル（約9兆200億円）から1683億ドル（約15兆1000億円）へと67.4％増加したという。同期間の韓米交易額は、719億ドル（約6兆4500億円）から847億ドル（約7兆6000億円）となり、17.8％の増加にとどまった。
もちろん、G20全體の対中交易額は依然として対米交易額に大きく及ばない。EUが一つの経済主體として參加するG20から各ヨーロッパ國家（ドイツ、フランス、イギリス、イタリア）と當事國の中國、米國を除いた殘り14の経済主體の対中交易額は昨年1兆3010億ドル（約117兆円）で、対米交易額（2兆2061億ドル＝約198兆円）の59％の水準だった。
しかし、この數字を2005年と比較すると、中國の疾走は舌を巻くほど凄まじい。當時、14カ國・地域の対中交易額は7158億ドル（約64兆3000億円）で、対米交易額（1兆7608億ドル＝約158兆円）の40.7％にすぎなかった。対米交易が25.3％増加する間に、対中交易はほぼ倍増（81.8％）したというわけだ。
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